“医学教育に尽力"
中島宏昭医師

私が感銘を受けた本はその時の自分の年齢によって明らかに異なります。また読む人の心の状況によって同じ年代でも受け取り方は変わるでしょうから、私が勧めたい本をあげても皆さんが今受け入れられるかどうかは分かりません。でもいくつか挙げてみます。








@ミッチ・アルボム著「天国の五人」(NHK出版)
最期の海の波の話を人生に例えている部分が私には印象に残っています。











Aミッチ・アルボム著「モリー先生との火曜日」(NHK出版)
人生について考えさせてくれます。











B鈴木秀子著「死にゆく者からの言葉」(文春文庫)
黙ってじっくり聴くことの力を教えてくれます。そして人には色々な人生があることを。








CE・キューブラロス著「死ぬ瞬間」(読売新聞社、鈴木晶さんの新訳で読みやすくなりました)
これは読みでがありますので、医学部に入ってからでよいと思います。医師、医療者にとってはバイブルと呼ばれる本のひとつです。







Dデール・カーネギー著「道は開ける」(創元社)または同じ著者の「人を動かす」(創元社)
人と理解しあうことで道は開け、共感することで人は動くことを説いています、昔学生運動をした時に非常に参考になりました。






 洗礼を受けてはいませんが、19歳の時からほとんど毎朝読んでいるのが、新約聖書です。1日1章読み続けています。初めは批判しようと思って読んだのですが、今は毎日聖書からの語りかけを聴く気持ちです。
道元禅師の言葉を弟子が書いた「正法眼蔵髄門記(しょうぼうげんぞうずいもんき)」も、日本文の力強さと内容の深さに感嘆しました。医学部に入ってから読まれたらよいと思います。

今回は受験生用に、あまり長くない本を薦めましたが、じっくり読んでほしいと思う本もあります。個人的にはドストエフスキーの本が好きです。しかし本からは個人によっても、読む時期によっても受け取るものが違いますので、あくまで参考にという思いです。
※「モリー先生との火曜日」と「死ぬ瞬間」は、YMSの推薦図書になっている


中島宏昭先生プロフィール Lattice2007に記事あり

1971年3月、昭和大学医学部卒業。
79年10月昭和大学医学部第一内科講師。
86年9月米国Mayo Clinic免疫・アレルギー部に留学(2年間)。
91年3月昭和大学医学部第一内科助教授。
96年4月東京都立荏原病院内科部長。
2000年12月昭和大学横浜市北部病院呼吸器センター長、教授。





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